back to top

Before

mirror:渡邉 哲也

[作品Aテーマ] : 破壊

[作品Aインスピレーション・ルーツ] : 芸術にはアヴァンギャルドとコンテンポラリーがあって、アヴァンギャルドは時代をブッ壊していく。それに対してコンテンポラリーはアヴァンギャルドがやったことをうまく取り入れて流行にしていく。コンテンポラリーが始まっちゃうと、アヴァンギャルドもコンテンポラリーに吸収されちゃうから、古くなってしまう。だからそれを再びアヴァンギャルドがブッ壊してかなきゃならない。自分はそういう存在でありたい。清志郎の言葉からのインスピレーションで パンク、民族など様々な要素をMIXしたものを 破壊し、アバンギャルドでアンチモードを唱えた作品。

[作品Aカットへのこだわり] :カットで勝負したいという想い、 モデルさんに似合うギリギリのデザインを意識し メリハリとコントラストにこだわりました。 特に、タイトなバングにサイドのニュアンス、 バックのエッジのあるシルエットがポイントです。

[作品Aカラーへのこだわり] :黒と金のコントラストは退廃的で破壊的に 感じたので、あえて引きました。

[作品Aスタイリングへのこだわり] : 造形的な美しいデザインを有機的な心地良いデザインにどう落とし込むか?にこだわりました。

[作品Aにかける想い] :real=本物。 僕はカットで勝負出来る美容師を目指していて 一人の女性をハサミ一本でどこまで引き出せるか?を意識し、本物を追求した作品です。

 

[作品Bテーマ] :構築

[作品Bインスピレーション・ルーツ] :作品1Aと共通テーマでコンテンポラリーでモードを 唱えた作品。

[作品Bカットへのこだわり] : 作品1A同様、モデルさんの骨格に溶け込む ソリッドなデザインにこだわりました。 特に、サイドからバックにかけての流線的なシルエットと、ウエイトポイントから顎にかけてのラインがポイントです。

[作品Bカラーへのこだわり] :作品1A同様ですが、対でカットデザインで 世界観を変えたかったのであえて一緒にしました。

[作品Bスタイリングへのこだわり] :作品1A同様ですが、構築的で王道なスタイリングを 襟足の緩さで調和をとりました。

[作品Bにかける想い] : 見やすく安定感のあるデザインは 古くつまらないデザインになりがちですが そこに、質と感情が加わると 強くて優しい、美しいデザインに変わると思うので アバンギャルドとコンテンポラリーの関係を もっと深く考えていきたい。