[テーマ]

Soft resistance

[インスピレーション・ルーツ]

強く見せようとしなくても、ちゃんと“芯”はある。 このスタイルは、そんな静かな強さをイメージしてつくりました。 感情をあらわにせずとも、自分らしくあること。 周りに合わせすぎず、でもとがりすぎない。 そのちょうどいいバランスを、髪のフォルムで表現しています。

[カットへのこだわり]

トップは軽く逆立つようなスパイキーなレイヤー。 でも動きはランダムすぎず、どこかまとまりを残しています。 サイドとネープには落ち着きがあり、全体としてラフだけど緊張感のあるシルエットに仕上げました。

[カラーへのこだわり]

ハイトーンだけど、主張しすぎないペールベージュ。 肌や衣装、背景となじむような柔らかさを意識しています。 染まりきらないこのトーンは、「無理に何色にもならなくていい」という、ささやかなメッセージでもあります。

[スタイリングへのこだわり]

動きはあるけど、作り込みすぎない。 風に吹かれたようなナチュラルな毛束感をベースに、その人の“自然な空気”が伝わるようなスタイリングを目指しました。 衣装と光の演出も含めて、“静かだけどちゃんと残る存在感”を意識しています。

[作品にかける想い]

強く見せなくても、自分らしさは出せると思っています。 完璧じゃない、ちょっとラフな感じの中にこそ、リアルなかっこよさがある。 この作品は、そんな“無理しない強さ”をかたちにしました。